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機能性酸化物研究室

学術参与  林  直 顕 
(理学博士)

室長   高 野 幹 夫
(理学博士)
研 究 概 要 機能性無機材料の開発とメスバウア分光法による材料分析に関する研究
主なテーマ
(1)鉄酸化物を中心とした無機材料を合成し、その機能・物性に関する研究を行って
         います。
(2)メスバウア分光法による鉄を含む材料の分析や測定技術開発を行っています。
受託分析
メスバウア分光の受託分析を行っています。メスバウア分光法は原子核へのγ(ガンマ)線
の共鳴吸収現象を利用した分析手法で、容易に利用できる元素が鉄、スズ、ユーロピウム等に限られているものの、物質中の対象元素の状態を知る非常に優れた方法です。一方で、放射線源を用いることやスペクトルの解釈等、測定手法としては難しい面もありますが、当所ではご依頼内容を事前に十分ご相談させて頂いた上で、最適な測定と適切なスペクトル解釈を行うと共に、レポートや論文作成まで支援致します。また、成果の公表等の義務はありません。ご依頼上の秘密を厳守致します。


鉄(条件により、スズ、ユーロピウムも可能)の室温測定のほか、低温(4K)~高温
(~900℃)まで変化させて測定することができます。
薄膜試料測定(CEMS)も可能です。また、通常の受託測定・分析のほか、特殊な環境下
での測定法の開発や共同研究も行っています。



測定・分析例

・鉄酸化物磁石中の鉄の状態の分析、混入不純物の分析
・スラグ中に含まれる鉄の状態に関する分析
・新材料の鉄化合物中に含まれる鉄の状態や低温物性研究
・二次電池の電極活物質に含まれる鉄の価数変化
・田圃の土壌に含まれる鉄の状態分析
・ガラス中の鉄イオンの価数とその存在比
・顔料中の鉄の状態分析



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